Arithmetic · real student question

64 cm × 36 cm のポスターを、余りが出ないように同じ大きさの正方形に切り分ける。正方形の一辺として可能な最大の長さと、正方形の最少枚数を求めよ。

Question

ポスターの大きさは 6464 cm × 3636 cm である。これを余りが出ないように、同じ大きさの正方形に切り分ける。

正方形の一辺として可能な最大の長さと、正方形の最少枚数を求めよ。

Step-by-step solution

  1. 「余りが出ない」を割り切れる条件に翻訳する。 正方形の一辺を ss とすると、両方の辺に沿って正方形が整数個並ばなければならないので、64643636 はどちらも ss の整数倍でなければならない:

    s64かつs36s\mid 64\quad\text{かつ}\quad s\mid 36

    つまり ss64643636公約数であり、許される最大の ss はその最大公約数である。これがこの問題の中身のすべてで、幾何は割り切れる条件を与えているにすぎない。

  2. 素因数分解で最大公約数を求める。

    64=26,36=22×3264=2^6,\qquad 36=2^2\times3^2

    最大公約数は共通する素因数を、2つの指数のうち小さい方で取る。素因数 333636 にしか現れないので寄与せず、素因数 22 は指数 6622 で現れるので 222^2 が寄与する:

    gcd(64,36)=22=4\gcd(64,36)=2^2=4

    したがって最大の正方形は一辺 44 cm である。(ユークリッドの互除法の方が速く同じ結果を出す:64=136+2864=1\cdot36+2836=128+836=1\cdot28+828=38+428=3\cdot8+48=24+08=2\cdot4+0 なので、最後の 00 でない余りが 44 である。)

  3. それぞれの辺に沿って何枚並ぶかを数える。

    644=16 枚(長い辺に沿って),364=9 枚(短い辺に沿って)\frac{64}{4}=16\ \text{枚(長い辺に沿って)},\qquad \frac{36}{4}=9\ \text{枚(短い辺に沿って)}

    どちらの割り算も割り切れるので、切れ端を出さずに敷き詰められることが確認できる。

  4. 掛けて正方形の枚数を求める。

    16×9=144 枚16\times9=144\ \text{枚}

    面積でも確かめる。ポスターは 64×36=230464\times36=2304 cm²、正方形1枚は 4×4=164\times4=16 cm² で、2304÷16=1442304\div16=144 である。✓ 切り出した正方形がちょうど全体を覆うので、2つの数え方は必ず一致する。

  5. 最大の正方形がなぜ最少の枚数になるのかを説明する。 枚数は 2304s2\dfrac{2304}{s^2} で、ss が大きくなるほど減る。つまり一辺を最大にすることと枚数を最小にすることは、同じ問いを2通りに聞いているだけであり、この問題の2つの問いはどちらも gcd(64,36)=4\gcd(64,36)=4 という1つの数で答えられる。より小さい公約数でも切り分けはできるが、切る回数が無駄に増える。s=2s=2 なら 576576 枚、s=1s=1 なら 23042304 枚になる。

Answer

s=gcd(64,36)=4 cm,16×9=144 枚s=\gcd(64,36)=4\text{ cm},\qquad 16\times9=144\text{ 枚}

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