公差 の等差数列について
は成り立つか。証明し、この等式が成り立たない場合も述べよ。
一般項を思い出す。 初項 、公差 の等差数列では
が成り立つ。これは閉じた形であり、証明すべき主張はその中に隠れている漸化式の形である。
を に置き換えて前の項を書く。
制限 は重要である。添字が から始まる数列に は無い。
2 つの式を引く。 の項が打ち消し合い、 の係数はちょうど 1 だけ違う。
よってこの等式はすべての で成り立ち、答え は に依存しない——数列のどこでも間隔は同じである。
隣り合わない項に一般化する。 添字を任意にして同じ引き算をすると
が得られ、 は 、 とした特別な場合になっている。
具体的な数列で確かめる。 、 とすると 、、 である。このとき ✓、 ✓。
逆と、成り立たない場合を述べる。 この等式は等差数列であることの単なる帰結ではなく、それを 特徴づける ものである。すべての で が同じ定数に等しければ、その数列は等差数列である。一般の数列では差が一定である必要はまったく無い。たとえば では となり、 とともに変わる。したがってこの公式は、数列が等差数列だと分かってから初めて使ってよい。
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