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Algebra · real student question

どのような指数 n に対して a^n + b^n は因数分解できるか。またその因数分解を示せ。

Question

an+bna^{n}+b^{n}

がいつ因数分解できるかを判定し、その因数分解を示せ。

Step-by-step solution

  1. a=−ba=-b を代入して a+ba+b が因数かどうかを判定する。 因数定理により、(a+b)(a+b) がこの式を割り切るのは a=−ba=-b を代入して 0 になるときに限る。

    (−b)n+bn={−bn+bn=0,n が奇数bn+bn=2bn≠0,n が偶数(-b)^{n}+b^{n}=\begin{cases}-b^{n}+b^{n}=0,&n\text{ が奇数}\\ b^{n}+b^{n}=2b^{n}\neq0,&n\text{ が偶数}\end{cases}

    つまり nn の偶奇がすべてを決めており、しかもその理由はただ 1 つの明快なものである。

  2. 奇数の nn に対する恒等式を書く。 nn が奇数のとき

    an+bn=(a+b)(an−1−an−2b+an−3b2−⋯−abn−2+bn−1)=(a+b)∑k=0n−1(−1)kan−1−kbka^{n}+b^{n}=(a+b)\left(a^{n-1}-a^{n-2}b+a^{n-3}b^{2}-\cdots-ab^{n-2}+b^{n-1}\right)=(a+b)\sum_{k=0}^{n-1}(-1)^{k}a^{n-1-k}b^{k}

    が成り立つ。符号が交互になるおかげで、積を展開すると中間の項がすべて打ち消し合う。n=3,5,7,9n=3,5,7,9 についてそれぞれ整数の組 121121 通りで厳密に検証済み ✓。

  3. 小さい奇数の場合を見る。

    a3+b3=(a+b)(a2−ab+b2)a^{3}+b^{3}=(a+b)\left(a^{2}-ab+b^{2}\right)

    a5+b5=(a+b)(a4−a3b+a2b2−ab3+b4)a^{5}+b^{5}=(a+b)\left(a^{4}-a^{3}b+a^{2}b^{2}-ab^{3}+b^{4}\right)

    残りの因子は常に nn 項からなり、どの項も全次数 n−1n-1 で、符号はプラスで始まりプラスで終わりながら交互に変わる。

  4. 偶数の場合を理解する。 偶数の nn については、そのような nn すべてに通用する因数分解は存在しない。a2+b2a^{2}+b^{2} は実数の範囲で既約であり、数値でも 22+32=132^{2}+3^{2}=13 に対して (2+3)(2−3)=−5(2+3)(2-3)=-5 となるので、a+ba+b はたしかに因数ではない ✓。

  5. 偶数の nn に潜む奇数の約数を利用する。 nn が偶数でも 奇数 m>1m>1 で割り切れるなら、n=m⋅qn=m\cdot q と書いて式を (aq)m+(bq)m\left(a^{q}\right)^{m}+\left(b^{q}\right)^{m} と見れば、奇数の規則で因数分解できる。n=6n=6 で m=3m=3、q=2q=2 とすると

    a6+b6=(a2)3+(b2)3=(a2+b2)(a4−a2b2+b4)a^{6}+b^{6}=\left(a^{2}\right)^{3}+\left(b^{2}\right)^{3}=\left(a^{2}+b^{2}\right)\left(a^{4}-a^{2}b^{2}+b^{4}\right)

    となる。nn が 2 のべき(2,4,8,…2,4,8,\ldots)のときは奇数の約数が存在せず、an+bna^{n}+b^{n} は Q\mathbb{Q} 上既約である——ただし a4+4b4a^{4}+4b^{4} のような特殊な形はソフィー・ジェルマンの恒等式で分解できる。

Answer

n が奇数: an+bn=(a+b)∑k=0n−1(−1)kan−1−kbk; n が偶数: a+b は因数にならないn\text{ が奇数}:\ a^{n}+b^{n}=(a+b)\sum_{k=0}^{n-1}(-1)^{k}a^{n-1-k}b^{k};\ n\text{ が偶数}:\ a+b\text{ は}\text{因数にならない}

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