複素数 ( は実数)が
を満たす。この条件は について何を意味するか。
右辺を共役として書き直す。 であり、共役はべき乗と可換なので である。したがって仮定は
と述べている。この書き換えだけがこの問題の核心である。この方程式は実は についてのものではなく、数 についてのものなのである。
が実数であることの特徴づけだという事実を使う。 と書くと、方程式 から 、すなわち となり である。よって条件はちょうど
である。平たく言えば、 の 2025 乗が実数であるということである。
極形式に直して、どんな が該当するかを見る。 として と書く。すると であり、ド・モアブルの定理より
となる。、すなわち なら両辺とも で、条件は自明に成り立つ。
について角の方程式を解く。 を約分すると 、すなわち が残るので
これは と同じことであり、 の虚部が消えるという主張にほかならない。絶対値 にはまったく制約がつかない点に注目したい——効くのは の向きだけである。
解集合を幾何的に記述する。 条件を満たす は原点を通る 本の直線(各直線が 個の角 のうち 2 つを担う)と、原点そのものからなる。直線どうしの間隔は である。実軸()は含まれるが、純虚数の場合が含まれるのは が の整数倍であるときだけであり、 は奇数なので はその形 ではない。よって は条件を満たさない。実際 であるのに対し である ✓。
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