次の不等式を解け。
分子と分母を因数分解する。
したがって不等式は
である。
約分する前に定義域を記録する。 分母は と で 0 になるので、どちらも初めから除外される。
これを先に書いておかねばならない。次の手順で が見えなくなるからである。
除外を保ったまま共通因数を約分する。 のとき共通の は約分できる。
この約分は に除去可能な穴を作るのであって、符号の変化を作るのではない。もとの関数はそこで値をもたないが、簡約したほうはもつ。これを忘れるのが定番の落とし穴である。
簡約した分数の臨界点を求め、区間を試す。 それは (分子の零点)と (分母の零点)である。 では 。 では 。 では 。よって負になるのは だけである。
端点を決める。 では分数が になり、 は 0 を含むので は入る。 では式が定義されないので出る。そして は、どのみち の外にあるとはいえ、定義域によって除かれたままである。論証を完結させるために述べておく価値がある。
答えを述べて検算する。
もとの簡約前の分数を 上の 個の有理点で厳密な分数のまま( は飛ばして)計算すると、不等式が成り立つのはちょうど の点である ✓。
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