について解け。
根号の中身が因数分解されるように と置く。 式 は についての 2 乗の差である。(したがって 、また )とすると方程式は
になる。 を と書くことが左辺を因数分解させる。この方程式がきれいな解をもつ理由はまさにそこにある。
定義域を固め、一方の枝をただちに潰す。 根号には 、すなわち または が必要である。
のとき、左辺の は負である一方、右辺の は正の因数 と 0 以上の根号の積なので である。ここに解はない。これは をすべて除くことにもなる。
よって 、すなわち である。この枝では左辺が なので も必要になり、探索範囲は に狭まる。
と置いて境界の解を読み取る。 このとき となり
である。 はこれをちょうど満たす。両辺とも になるからである。ここから 、すなわち
が得られる。もとの方程式で確かめると ✓。これは純粋に数値的な解法がもっともよく見落とす解である。平方根が立ち上がる定義域のちょうど端に載っているからである。
の場合は 2 乗してから因数 で割る。 2 乗すると となり、 で割ると
になる。その 3 つの解は 、、 である。 を満たすのは小さい正のものだけで、残りの 2 つは が負なのに が正(またはその逆)になるので、2 乗が持ち込んだものである。
もとに戻して両方の答えを数値で確かめる。 より
である。もとの方程式に代入すると となり、残差は計算機の精度で である。境界の解と合わせて
よく出回る近道の答え がなぜ誤りか。 ありがちな道筋は、先に 2 乗して 4 次式 を と因数分解しようとするものである。この積を展開すると の係数は であって ではないので、その因数分解は端的に偽であり、そこから出る値 と は解ではない。 をもとの方程式に代入すると ではなく約 が返る。相方の値 にいたっては定義域にすら入っていない。 だからである。
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