次が与えられている。
このとき を1つの関数 として書けるか。またこの曲面を説明せよ。
すぐ分かる符号の制限に注目する。 左辺は 2 乗なので非負であり、したがって 、すなわち である。曲面全体は上半空間にある。
原点で試して決着をつける。 とおくと
となる。1 つの入力 に対して の値が2 つ対応するので、1 価の関数 で曲面全体を表すことはできない——縦線判定を通らないのである。
代わりに原点からの距離について解く。 両辺の非負の平方根をとる(左辺が 2 乗で だから正当である):
これで曲面がすっきり書ける。各高さ において、半径の計算できる円になっているのである。
高さの範囲を求める。 左辺 は負になれないので、
が必要である。よって曲面は有界で、平面 と の間に収まっている。
形を説明する。 各高さ において断面は半径 の円である。この半径は でも でも になり、その間では正である(最大になるのは のときで、半径は に達する)。したがって曲面は 軸のまわりの閉じたリンゴ状の回転体で、上下の端は点につぼまっている。
結論を述べる。 1 つの関数 は存在しない。この曲面は陰関数のまま与えるか、円板 の上で上側と下側の 2 つの分枝に分けるしかない。ここで閉じた形の を 1 つだけ書けば、曲面の半分を黙って捨てることになる。
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