次を整数の範囲で完全に因数分解せよ。
まず 1 次因数を排除する。 有理根定理より有理数解は の約数なので、候補は だけである。順に代入すると 、、、。どれも 0 にならないので 1 次因数は存在せず、整数の範囲で可能な因数分解は 2 つの 2 次式の積だけである。
未定係数のひな形を置く。 最高次の係数が なので、どちらの 2 次式もモニックとしてよい:
展開すると となる。
係数を比べて 4 本の関係式を得る。
定数項の式 が最も場合の数が少ないので、そこから探索を進める:。
(b, d) = (1, 3) を試す。 このとき すなわち であり、 と合わせると は の根、つまり である。1 次の係数を確かめると 。 と入れ替えると になるが、これは名前の付け替えにすぎず、下の の場合と同じである。書いた順のままではこの場合は失敗する。
(b, d) = (3, 1) を試す。 ここでも なので 、 である。今度は ✓—— が 4 本すべてを満たす。
因数分解を書き、これで完成であることを確かめる。
どちらの因数も実数の範囲ではこれ以上分かれない。判別式はそれぞれ と で、ともに負なので、この 4 次式は実数解をまったく持たない。
展開し直して検算する。 ✓ となり、すべての係数が一致する。
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