次の方程式を解け。
展開する前に、同じ形の部分を探す。 の項が両辺に現れているので、すぐに引いて消せる。残るのは かどうかという、ずっと簡単な問いである。
符号違いの数は平方が等しいことを使う。 であり、平方をとれば符号は消える。 となる。よって残った 2 つの項はどんな に対しても等しい。
両方を展開して確かめる。 、 であり、項ごとに一致する。これは同じ事実を代数的に述べたものである。
方程式が恒等式であると結論する。 消し合ったあとの方程式は と読める。文字を含まないが真である式であり、これこそ恒等式の目印である。すなわち未知数のどんな値に対しても成り立つ。
解集合を述べる。 除外される の値はない。定義域を制限する分母も平方根もないからである。よって解集合は実数全体、 である。
2 つの値で確かめる。 では両辺とも 、 では両辺とも になる。任意に選んだ点で値が一致するのは、孤立した解を持つ方程式ではなく恒等式であることと整合する。
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