次を満たす組 をすべて求めよ。
連鎖の途中に埋まっている定数を先に整理する。 はそもそも変数の式ではないので、何より先に値を出す:
連鎖は次のようになる。
連鎖不等式が実際に主張していることを思い出す。 書かれた連鎖 は、隣り合うすべての比較が同時に成り立つことの省略記法である。したがってこれは 4 つの条件を同時に主張している:
だからこそ、各部分を と について解くだけでなく、定数どうしを突き合わせて確かめなければならない。
最初の 2 つの結び目を互いに突き合わせる。 どちらも同じ量 を縛っている:
これはある 1 つの数が 以上で、同時に より狭義に小さいことを要求する。 なので、 がどんな実数値をとっても不可能である。区間 は空である。
最後の 2 つの結び目も同じように調べる。 どちらも を縛っている:
ここでも だから、下限が上限を超えている。区間 もまた空である。
解集合は空集合であると結論する。 連鎖のうち独立した 2 か所が自己矛盾しているので、 と をどう選んでも全体を満たすことはできない。解くべきものはもう残っていない:
ここで身につけたい習慣はこうである。連立不等式が 1 本の長い連鎖として書かれていたら、まず定数の上下限を読み取る。どこかの下限が、その右にある上限を超えていたら、そこで終わりである—— と についての計算は一切いらない。
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