次を計算せよ。
記号を方程式に言い換える。 を求めるとは、主値の範囲 の中で
を満たす唯一の角 を求めることである。範囲を制限するからこそ、答えが無限個の族ではなく 1 つの数に定まる。
まず入力を特別な角と照らし合わせる。 覚えておくべき余弦の値は
である。今回の入力は で、そのどれとも一致しない。したがって の厳密な有理数倍にはならない。
角を挟み込んで位置を特定する。 であり、余弦は 上で減少するので、角は
を満たさなければならない。この挟み込みが、電卓の出す値に対する手軽な妥当性チェックになる。
数値で求める。 小数第 4 位までで
となる。 を掛けて度に直すと
となり、たしかに 〜 の範囲に収まっている。
この角がどこから来るのかに触れておく。 は立方体の空間対角線と稜のなす角であり、その 2 倍の は正四面体の結合角である。つまりこの逆余弦は、結晶学や化学に絶えず登場する。
答えを両方の単位で述べる。
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