公正なサイコロを 8 回振る。
(a) この確率試行を確率空間で記述せよ。
(b) が少なくとも 1 回出る確率はいくらか。
確率空間を設定する。 1 つの結果は 8 回分の目を順に記録したものなので
であり、サイコロは公正で各回は独立なので一様測度を入れる。
「少なくとも 1 回」を余事象に直す。 6 が 1 回、2 回、…、8 回出る場合を数えると二項の項を 8 つ足し上げることになる。余事象ならただ 1 つの事象である。
「少なくとも 1 回」はほぼ常に余事象を使えという合図である。
6 が 1 回も出ない確率を計算する。 1 回の投げで を避ける確率は であり、各回は独立なので、8 回すべてで避ける確率は
である。
1 から引く。
答えが妥当か確かめる。 6 が出る回数の期待値は なので、少なくとも 1 回出るのはありそうだがほぼ確実というほどではないはずで、 はそれに合う。これが ではないことに注意する。重なり合う事象の確率を足してしまうのが典型的な誤りであり、余事象を使う方法はそれを回避する。
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