長さ m の片持ちばり が で固定され、 が自由端である。自由端 に下向きの集中荷重 kN が作用し、支点側の m、すなわち から測って m から m の区間に等分布荷重 kN/m が作用する。
せん断力図(SFD)と曲げモーメント図(BMD)を描き、最大せん断力と最大曲げモーメントを求めよ。
最大値がどこに現れるかを見抜く。 下向き荷重だけを受ける片持ちばりでは、せん断力も曲げモーメントも自由端のゼロから固定端に向かって単調に大きくなる。したがって内部の極値を探すまでもなく、2 つの最大値を で直接計算できる。
等分布荷重を合力に置き換える。 この等分布荷重は m にわたって作用する:
であり、その作用点は分布区間の重心、すなわち から m( からは m)の位置である。この合力は反力と端モーメントを求めるには正当だが、図そのものは分布荷重から組み立てなければならない。
固定支点における反力を求める。 鉛直方向のつり合いから反力は
となる。 まわりのモーメントのつり合いから固定モーメントは
となる。
自由端からせん断力図を組み立てる。 を から測ると:
である。したがって SFD は最初の 1 m で kN の水平線、その後は直線的に上がって で kN に達し、そこで反力が図をゼロに閉じる。
曲げモーメント図を組み立てる。 大きさとしては (片持ちばりなので上に凸の引張)なので:
となる。 では となり、つり合いから求めた固定モーメントと一致する。
最大値を述べる。
であり、いずれも固定端 で生じ、自由端 ではどちらもゼロである。
2 つの経路を突き合わせる。 におけるモーメントは 2 通りで求めた——静力学から()と、せん断力図の積分から( における )——そのどちらもが を与える。つり合いの値と積分した図が一致することが、図を矛盾なく描けたことの標準的な確認になる。
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