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Calculus · real student question

n = 1 から無限大までの (1 + x/n²) の無限積が、すべての x > 0 で収束することを示し、x → ∞ のときのその対数を √x で割った量の極限を求めよ。

Question

∏n=1∞(1+xn2)\prod_{n=1}^{\infty}\left(1+\frac{x}{n^2}\right)がすべてのx>0x>0で収束することを示し、さらにlim⁡x→+∞ln⁡(∏n=1∞(1+xn2))x\lim_{x\to+\infty}\frac{\ln\left(\prod_{n=1}^{\infty}\left(1+\frac{x}{n^2}\right)\right)}{\sqrt{x}}を求めよ。

Step-by-step solution

  1. 積を級数に直す。 すべての因子が11より大きいので、この無限積が収束することとln⁡P(x)=∑n=1∞ln⁡ ⁣(1+xn2)\ln P(x)=\sum_{n=1}^{\infty}\ln\!\left(1+\frac{x}{n^2}\right)が収束することは同値である。積を直接評価するのは難しいが、対数を取れば比較判定法が使えるようになる。

  2. pp級数と比較する。 u≥0u\ge 0に対する初等的な評価ln⁡(1+u)≤u\ln(1+u)\le uから0≤ln⁡ ⁣(1+xn2)≤xn2.0\le\ln\!\left(1+\frac{x}{n^2}\right)\le\frac{x}{n^2}.

    ∑1/n2=π2/6\sum 1/n^2=\pi^2/6は収束するので、比較判定法により固定した任意のx>0x>0についてln⁡P(x)\ln P(x)は収束し、したがって無限積も収束する。

  3. 閉じた形を見抜く。 双曲線正弦に対するオイラーの積表示sinh⁡(πz)πz=∏n=1∞(1+z2n2),\frac{\sinh(\pi z)}{\pi z}=\prod_{n=1}^{\infty}\left(1+\frac{z^2}{n^2}\right),をz=xz=\sqrt{x}に適用するとP(x)=sinh⁡(πx)πx.P(x)=\frac{\sinh(\pi\sqrt{x})}{\pi\sqrt{x}}.

    x=2x=2では両辺とも9.566759.56675、x=9x=9では両辺とも657.397657.397になる。

  4. 対数を取って増大度を取り出す。 sinh⁡w=12(ew−e−w)\sinh w=\tfrac12(e^{w}-e^{-w})を使うとln⁡P(x)=πx−ln⁡2−ln⁡ ⁣(πx)+ln⁡ ⁣(1−e−2πx).\ln P(x)=\pi\sqrt{x}-\ln 2-\ln\!\left(\pi\sqrt{x}\right)+\ln\!\left(1-e^{-2\pi\sqrt{x}}\right).主要項はπx\pi\sqrt{x}であり、残りはすべてO(ln⁡x)O(\ln x)である。

  5. x\sqrt{x}で割って極限に移る。 ln⁡P(x)x=π−ln⁡2+ln⁡(πx)x+o(1)⟶π.\frac{\ln P(x)}{\sqrt{x}}=\pi-\frac{\ln 2+\ln(\pi\sqrt{x})}{\sqrt{x}}+o(1)\longrightarrow\pi.同じことだが、この和は刻み幅1/x1/\sqrt{x}のリーマン和として∫0∞ln⁡(1+t−2) dt=π\int_0^{\infty}\ln(1+t^{-2})\,dt=\piに対応している。x=106x=10^{6}で直接和を取ると3.132853.13285となり、ln⁡x/x\ln x/\sqrt{x}の補正項が示すとおりゆっくりとπ\piに近づいていく。

Answer

この無限積はすべてのx>0 で収束し、 lim⁡x→+∞ln⁡P(x)x=π\text{この無限積はすべての}x>0\ \text{で収束し、}\ \lim_{x\to+\infty}\frac{\ln P(x)}{\sqrt{x}}=\pi

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