次が正しいかどうかを判定せよ。
が収束し、かつ であれば、 は収束する。証明するか、反例を挙げよ。
2 つの仮定を部分和の言葉に翻訳する。 とおく。項を 3 個ずつまとめても並べ替えや省略は起こらないので、まとめた級数の第 部分和はちょうど
である。つまり 1 つ目の仮定は、部分列 がある極限 に収束する、とちょうど述べている。
まだ足りないものを見極める。 部分列が収束するだけでは列全体の収束は言えない——残る部分和 と も同じ極限に近づくことを示さねばならない。2 つ目の仮定はまさにそのためにある。
中間の 2 つの部分和を処理する。
なので 、 となり
3 つの部分列を合わせる。 どの添字 も 、、 のいずれかの形をしており、 の 3 つの部分列はすべて同じ極限 に向かう。有限個の部分列にすべての添字が分かれ、それらがすべて に収束するなら、列自体も に収束する:
2 つ目の仮定を外せない理由。 がなければ主張は破綻する。 とすると、3 個ずつの組はどれも になるのでまとめた級数は収束するが、部分和 は と巡り続けて落ち着かない。ここでは であり、仮定が塞いでいるのはまさにこの抜け道である。
よく出回っている「反例」に注意する。 解答例のなかには を反例として挙げるものがあるが、 は交代級数の判定法により( に)収束するので、何の反証にもなっていない。本物の反例は 2 つの仮定のどちらかを破っていなければならない——そして上の証明により、そのようなものは存在しない。
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