固有多項式が
である複素行列を、相似のもとで分類する。類は何個あるか。
上ではジョルダン標準形が完全不変量である、という事実を使う。 2 つの複素行列が相似であるのは、ブロックの並べ方を除いてジョルダン標準形が一致するとき、かつそのときに限る。よって相似類を数えることは、あり得るジョルダン標準形を数えることにほかならない——それ以外のデータでは区別できない。
固有多項式から固有値とその代数的重複度を読み取る。 より、行列は で
である。固有多項式は各固有値におけるブロックの合計サイズを決めるが、その合計をどうブロックに分けるかまでは決めない——残された自由度はまさにそこにある。
「ブロックのサイズ」を整数の分割に読み替える。 1 つの固有値に属するジョルダンブロックのサイズは、その代数的重複度を和とする正の整数の組であり、並び順は問わない。したがって固有値 における選び方は、その重複度の分割と 1 対 1 に対応し、個数は分割数 で数えられる。
の分割と の分割を書き出す。 については:
については:
2 つの固有値は独立に選べるので、掛け合わせる。 におけるジョルダン構造は における構造に何の制約も与えないので、総数は積になる:
ある 1 つの類の代表は である。2 つの分割を独立に動かせば 通りすべてが現れる。
両極端で妥当性を確かめる。 両側とも全部 の分割をとると対角化可能な行列 になり、これでちょうど 1 つの類である。ブロック 1 個ずつの分割をとると になり、これは最小多項式が固有多項式と等しく になる類である。どちらも の中に 1 回ずつ数えられている。
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