男性が の箱を水平な床の上で静止から押す。加える力は で水平から 下向き、摩擦力は 、移動距離は である。
箱を動かすのにした仕事はいくらか。
押す力のうち運動方向を向く成分だけを残す。 仕事は なので、床に対して をなす力が寄与するのは水平成分だけである。
鉛直成分 は箱を床に押しつけるだけで、箱は鉛直方向に動かないので仕事をしない。
45 kg という質量が何のためにあるかを押さえる。 仕事の計算には不要である。必要になるのは加速度や最終的な速さを問われたときだけである。この種の問題では (a) の惑わしとして質量が与えられることが多い。
進行方向の正味の力を求める。 摩擦は で運動を妨げる。
箱は静止から押されて実際に動いているので、押す力はたしかに摩擦を上回っている——有用な整合性の確認である。
距離を掛けて正味の仕事を得る。
成分を に丸めてから引くと になる。値を丸めずに持ち回れば となるので、丸めるのは最後だけにする。
問いを別の読み方をした場合に備えて、寄与を分けて示す。 押す力だけの仕事は 、摩擦の仕事は である。その和 は同じ正味の仕事であり、仕事エネルギー定理により箱が得る運動エネルギーに等しい。
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