と が任意の階数の導関数をもつとし、 とおく。すべての自然数 について
が成り立つことを証明せよ。ここで 、 とする。
帰納法を用意する。 主張はすべての自然数 についての言明なので、 で示し、次に で成り立てば でも成り立つことを示す。二項定理と構造がよく似ていることが、パスカルの法則が働くという手がかりである。
基底の場合 n = 1。 右辺は
となり、これはまさに通常の積の微分法なので、 で公式は成り立つ。
n で成り立つと仮定してもう一度微分する。 帰納法の仮定の各項に積の微分法を適用すると
となる。これは 2 つの和に分かれる。 が余分な微分を受けたほうと、 が受けたほうである。
2 つ目の和の添字を付け替えて形をそろえる。 2 つ目の和で と置換すると になる。 を に戻すと、2 つの和は同じ因子 をもつ。
パスカルの法則でまとめる。 に対して の係数は
である。両端の項も合う。 では係数が 、 では である。
帰納法を締めくくる。
となり、これは を に置き換えた公式そのものである。帰納法によりすべての自然数 について成り立つ。
n = 2 の場合を具体的に確かめる。 公式は を予測する。 を手で微分すると となり一致する ✓——係数 はパスカルの三角形の 2 段目であり、二項定理との類似がまさに示唆するとおりである。
Need to solve a different problem like this? Open the solver →