次のとき
を求めよ。
2 乗する前に足す。二項展開をしてはいけない。 と書きたくなるが、この恒等式が成り立つには が必要で、行列は一般にそれを満たさない。先に足してしまえばこの問題は完全に回避でき、しかも計算量もはるかに少ない。
行列を成分ごとに足す。 どちらも なので和が定義される。
2 乗を S·S として設定する。 の各成分は、 の行と の列の内積である。 の列は 、、 である。
第 1 行を計算する。
第 2 行と第 3 行を計算する。
結果をまとめる。
第 3 列を手早く検算する。 の第 3 列の成分はすべて なので、 の第 3 列は ( の各行の和)でなければならない。行の和は 、、 なので 、、 となり、計算した値と一致して計算の正しさが裏づけられる。
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