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媒介変数表示 vs 陰関数

媒介変数表示陰関数 は、単純な「xx の関数としての yy」の形に収まらない曲線を記述する 2 つの方法です。

媒介変数表示

媒介変数 形式では、xxyy の両方を第三の変数 tt媒介変数、しばしば時間)の関数として表します:

x=f(t),y=g(t)x = f(t), \quad y = g(t)

例: 半径 1 の円: t[0,2π]t \in [0, 2\pi] に対して x=costx = \cos ty=sinty = \sin t

長所: 運動を自然に記述でき(各 tt が 1 つの位置を与える)、ループや自己交差も簡単に扱えます。

陰関数

陰関数 形式では単一の方程式を用います:

F(x,y)=0F(x, y) = 0

同じ円: x2+y21=0x^2 + y^2 - 1 = 0

長所: 一意な代数方程式であり、ある点が曲線上にあるかどうかを簡単に判定できます(代入して確認するだけ)。

どちらをいつ使うか

状況最適な形式
運動 / 軌道媒介変数表示
陰関数微分が必要陰関数
曲線に自己交差がある媒介変数表示
代数的 / 記号的操作陰関数
tt 値による作図媒介変数表示

解いた例: 導関数

x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 について:

  • 陰関数微分: 2x+2ydydx=02x + 2y \frac{dy}{dx} = 0 なので dydx=xy\frac{dy}{dx} = -\frac{x}{y}
  • 媒介変数表示x=costx = \cos ty=sinty = \sin t): dydx=dy/dtdx/dt=costsint=costsint=xy\frac{dy}{dx} = \frac{dy/dt}{dx/dt} = \frac{\cos t}{-\sin t} = -\frac{\cos t}{\sin t} = -\frac{x}{y}。✓

どちらも同じ答えを与えますが、手順が異なります。

変換

媒介変数を消去して(媒介変数表示 → 陰関数)、あるいは媒介変数化して(陰関数 → 媒介変数表示)、形式間で変換できることがあります。常にきれいにできるとは限りません。

At a glance

Feature媒介変数陰関数
形式x = f(t), y = g(t)F(x, y) = 0
自己交差を扱えるはいしばしば扱いにくい
点の所属を判定f(t) = x かつ g(t) = y を解くF(x, y) に代入し、ゼロか確認
運動をモデル化ネイティブいいえ(時間変数なし)
代数的操作扱いにくいネイティブ
Verdict

運動や自己交差のある曲線には 媒介変数表示 を使います。代数的操作や容易な点判定には 陰関数 を使います。どちらも微分できます。問題が最初にどちらの形式で与えられているかに基づいて選びましょう。