媒介変数表示 と 陰関数 は、単純な「 の関数としての 」の形に収まらない曲線を記述する 2 つの方法です。
媒介変数表示
媒介変数 形式では、 と の両方を第三の変数 (媒介変数、しばしば時間)の関数として表します:
例: 半径 1 の円: に対して 、。
長所: 運動を自然に記述でき(各 が 1 つの位置を与える)、ループや自己交差も簡単に扱えます。
陰関数
陰関数 形式では単一の方程式を用います:
同じ円: 。
長所: 一意な代数方程式であり、ある点が曲線上にあるかどうかを簡単に判定できます(代入して確認するだけ)。
どちらをいつ使うか
| 状況 | 最適な形式 |
|---|---|
| 運動 / 軌道 | 媒介変数表示 |
| 陰関数微分が必要 | 陰関数 |
| 曲線に自己交差がある | 媒介変数表示 |
| 代数的 / 記号的操作 | 陰関数 |
| 値による作図 | 媒介変数表示 |
解いた例: 導関数
円 について:
- 陰関数微分: なので 。
- 媒介変数表示(、): 。✓
どちらも同じ答えを与えますが、手順が異なります。
変換
媒介変数を消去して(媒介変数表示 → 陰関数)、あるいは媒介変数化して(陰関数 → 媒介変数表示)、形式間で変換できることがあります。常にきれいにできるとは限りません。
At a glance
| Feature | 媒介変数 | 陰関数 |
|---|---|---|
| 形式 | x = f(t), y = g(t) | F(x, y) = 0 |
| 自己交差を扱える | はい | しばしば扱いにくい |
| 点の所属を判定 | f(t) = x かつ g(t) = y を解く | F(x, y) に代入し、ゼロか確認 |
| 運動をモデル化 | ネイティブ | いいえ(時間変数なし) |
| 代数的操作 | 扱いにくい | ネイティブ |
Verdict
運動や自己交差のある曲線には 媒介変数表示 を使います。代数的操作や容易な点判定には 陰関数 を使います。どちらも微分できます。問題が最初にどちらの形式で与えられているかに基づいて選びましょう。