次のブール式を簡単にせよ。
すべての項が共有する積を探す。 項ごとにリテラルを並べると 、、 である。組 が 3 つすべてに現れるので、カルノー図を作るまでもなく分配法則でくくり出せる。
括弧の中に補元則を適用する。 どの変数についても である。変数とその否定のうち少なくとも一方は必ず真だからである。代入すると となる。
吸収の法則を適用する。 ブール代数では何かを と OR すれば になる。 ここがブール代数と通常の算術とが袂を分かつところである。繰り上がりは存在せず、 がすべてを飲み込む。
簡単化を仕上げる。 3 リテラルの最小項 3 つが 2 リテラルの積項 1 つにまとまるので、回路は AND ゲート 3 つと OR ゲート 1 つではなく、インバータ 1 つと AND ゲート 1 つで済む。
真理値表で検証する。 は かつ のときちょうど になるはずで、 と の値によらない。もとの式で確かめると、 のとき 3 つの項はそれぞれ 、、 であり、 が常に成り立つ。 ならどの項にも因子 が含まれるので 、 ならどの項にも が含まれるのでやはり である。 の 16 行すべてが と一致する。
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